最初に読んだ万城目学の本は、「プリンセス・トヨトミ」だ。

もちろん映画を観る前に読んだのだが、その荒唐無稽さが面白かった。

間違いなく映像よりは本の方が良い、想像力を掻き立てられる。

面白かったことをTwitterでつぶやいたら、「鴨川ホルモー」もお勧めだと言われ、早速、購入して読んでみた。

この作家の頭の中を覗いてみたくなる。いったい、どうしてこんなストーリーが考えられるのか?興味津々だ。

続いて読んだのが、「鹿男あをによし」だ。

テレビドラマになっていたそうだが、観ていなかった。

これもまた、発想がユニークだ。

映像を見ていなかった分、展開が読めないので、かえって良かった。

そして、昨日、読み終えたのが、「ホルモー六景」だ。

これは、「鴨川ホルモー」から、それぞれ派生した短編集になっている。

最初から、この六景が意図的に組まれていたものなのか、不思議な面白さがあった。

それにしても、これらの登場人物の名前が歴史的な人たちをちりばめているのが興味深い。

その名前で、それぞれの物語の立ち位置が想像されて、まさに作家の思うつぼなのかもしれない。

この「鴨川ホルモー」は既に映画になっている、DVDもあるようだ。

気になる女優、栗山千秋が、眼鏡女子というのも見てみたい。

さて、万城目学の次の本は何にするかな?