先週の土曜日、新春狂言「万作・萬斎の世界」を観に行った。
演目は、昆布売に仁王だ。
昆布売の大名に野村万作、仁王のばくち打ちに萬斎という配役で、最初に石田幸雄による解説があった。
狂言には一定の規則と独特の言い回しがあるのだが、これを丁寧に解説していて、初めて狂言を観る人も分かり易いと感じた。
狂言を観るのは、これが4回目になる。
最初は古典ではなく、世田谷パブリックシアターで行われた「間違いの狂言」になる。
これは、シェークスピアの「間違いの喜劇」を原作としたもので、感動すらした面白さだった。
女房はこれで野村萬斎のファンになってしまった。
年をおいて、再びこの演目を観たあとは、古典とはということで、今回の解説をした石田幸雄の狂言を観て、これが4回目だ。
今回のいずれの演目も面白かった。
もっと長く観ていたと思うほど、あっという間に終わってしまった。
今度は、ちゃんとした能楽堂の舞台で観たいと思っている。