あの東日本大震災から1年に一日前の3月10日、気仙沼出身の走友が企画したのが、気仙沼追悼ラン&ウォーク2012になる。

忘れない、忘れまい、そして今を知らないといけないと、仲間たちと参加した。

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地元の走友会の方々にも協力いただき、南三陸町にあるホテル観洋から気仙沼を目指し、鹿折(ししおり)経由で仮設店舗商店街の紫市場がゴールになる、およそ50km程度の距離を5~10km程度の区間に分けて走る。

もちろん、走りながら被災した今を感じるので、競技性は全くない。

1区間を4~5人程度で走る。

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その他のメンバーは、次の中継点に移動したり、途中で応援したりする。

わたしは、まず5人一緒に1区を走った。

雪交じりの雨のなか、ホテル観洋をスタートした。

地元の人によると雨が降って良かったそうだ。天気が良いと路面の埃が凄いそうで、マスクをしないと走れないと言われた。

南三陸町の街に入るが、家屋は何もない。

骨組みだけの3階建の防災センターが見える、何人もの方が亡くなっている。

前夜は遅くに宿入りしたので酒がまだ残っている、のどの渇きを覚え、コンビニに立ち寄った。

タスキを掛けながら走っているので色々と聞かれ話した。

1区は、9.5kmほどか、わたしが最終で中継点に入った。

すでに次のランナー達は走り始めていた。

車に乗り、次の中継点に向かい仲間を応援する。

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途切れた線路を見る。

流された橋は復旧して新しくなっている。橋が架かるまでは大変な大回りをしていたそうだ。

地盤沈下しているところは、道路面のみ盛土し舗装されている。

わたしが次に走ったのが5区、流出した大谷海岸駅から5.5kmほどを4人で走ったが、またしても中継点では大きく遅れてしまった。

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最後の中継点は、宿泊した大鍋屋の前になる。

ここからは、全員で鹿折に向かった。

ニュースで何度も見たことがある大きな船が鹿折駅の近くにある。倒れないように補強されており、ここで皆で黙とうをした。

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鹿折から折り返し、紫市場でゴールした。

走ると、被災された状況が広域的に把握できる。

新聞やニュースだとある断面を切り取ったような情報だが、走るとその連続性がわかる、貴重な体験だ。

中継点までの移動の際には運転をしてくれた地元ランナーから話が聞けて良かった。

一年たってもまだこの状況なのかと愕然としてしまう。

このラン&ウォーク、大変だろうが続けて欲しいと思っている。

手伝えることがあればとも思っている。

 

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ホテル観洋からの1区

 

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大谷海岸駅からの5区