大会当日、田沢湖高原の宿泊したロッジの朝食が6時40分からで、近くのバス停からのシャトルバスの発車が7時25分ということでチョット慌ただしかった。
8時過ぎに会場に着き、事前にネットでチェックしておいた、荷物預けと入浴ができる施設まで歩いた。
eab99915.jpg
20kmスタート地点近くにあり、宗教法人で、国政選挙にもうってでている「KのK」の施設になる。こういう時じゃないとまず建物に入ることはないと、受付で500円払い中に入った。
施設がら、多くの方は敬遠しているのかもしれない、やはり空いている。
わたしは事前にネットで調べていたので臆することはなかった。室内は綺麗だし、着替のスペースがゆったりとしていて、足を延ばしストレッチが十分にできる。しかもトイレが空いているのが良い。

気仙沼ランで知り合った秋田で仕事中のイチさんは20kmに参加するということで、連絡を取り合い、スタート前にゴール付近で会うことができた。

9307e049.jpg
スタートは10時、陸連枠のブロックは空いていて、コース前方はいきなり下っている。
この大会は公認だったのだが、8月の災害でコース変更を余儀なくされ、公認ではなくなった。
スタート直前まで雨をしのぐため、ビニール袋を羽織っていたが、走り始めたら直ぐに汗が吹き出すと思い脱いでウエストポーチにしまった。
雨脚が強まるなかスタート、応援の人は少ないが大きな声を掛けてくれ熱心だ。
まず、田沢湖から離れ20kmほどを走ることになる。事前に知ってはいたが、だいぶアップダウンがある。
4時間30分ほどでゴールすべく設定したタイムで刻むが、田沢湖へ戻ってくる手前の上り坂でへこたれそうになる。
周りのランナーの息遣いも荒い。
田沢湖の周回に入ると一段と雨脚が強まった。
この大会の制限時間は5時間、今年の夏は暑く、思うような練習が出来ていなかったが、それでもそこそこ北海道マラソンは走れたので少し甘く見ていた。
想像以上のアップダウンに足が何度となく攣りそうになる。
30kmを過ぎてからは、時計を何度なく見て、残りの距離と残りの時間を計算する。
どうせ景色は臨めないので、1km表示ごとに計算をし直していた。
35kmを過ぎ40kmにかけては急坂がある、思わず足が止まり歩きかけてしまうが、なんとかランニングポーズだけは維持した。

エイドは、まず若い人はいない。
地元のおじちゃんにおばちゃんだ。
ただ、ものすごく親切だ。エイドごとに必ずといって良いほど言うのが「雨でごめんね、来年は晴れるからまた来てね~」なのだ。
こちらも、分かったよ~と言うしかない。

やっと、ゴール、4時間57分41秒。
ゴール後、暖かい麦茶を貰っていたら、関門時間のカウントダウンが始まった。
規則とはいえ、このコースで、この気候、ほんの少し関門を緩和して欲しかったが致し方ない。
エイドで言われたように、改めて晴れた日に走ってみたいと思った。