ワラーチを履いて走るランナーをワラーチャーというらしい。
ワラーチとは、ランニングができるサンダル、サンダルといってもビーチサンダルに近いものと思った方が良い。
最近の大会では、ウルトラマラソンを含めて、このワラーチで走るランナーを見かける機会が多くなった。
そもそも私がこのワラーチに似たようなものを知るきっかけとなったのは、この本を読んでからだ。
「BORN TO RUN」(走るために生まれた)
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ニューヨークタイムズで32週連続ランクイン、日本語訳での発刊は、2010年(平成22年)、面白いと評判だったので、当時、直ぐに買った記憶がある。
本の帯にはこう書かれている「本当のRUNはタラウマラ族が知っている!」

内容はググればいくらでも出てくると思うので、ここでは詳細しないが、やはり強烈に印象に残ったのは、メキシコの山奥に暮らすタラウマラ族が愛用している履物、古タイヤのゴムを足の形に切り抜き、それで長距離を走り切ってしまうところだった。
このゴム製の履物の形が、ワラジに似ていることから、ワラーチと呼ばれるようになったのだと思う。
そして、これが、ベアフットランのブームの元だったのだと思う。

そんな履物があれば欲しいな~と思っていた。
でも、ある訳がない、その時はそう思った。
暫くして、自作する人たちがいて、ネットにも紹介されるようになってきていた。
でも、自分には材料をどうするとか、作るとか考えられなかった。
そこで買ったのが、裸足感覚でとうたわれた、ビブラムファイブフィンガーズだ。
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この足袋みたいなシューズ、冬場は良いが、暑い季節は汗でグショグショになってしまって走りにくかった。
それでも、フォームの矯正などには役立ったのだが、それも時とともに忘れてしまっていた。

そして、つい最近なのだが、ワラーチャーになろうと、走友たちが、ワラーチの材料や作り方などを教えてくれたので一念発起でワラーチ作り始めてみたのだ。

余談だが、この本には、シューズについてこう書かれている、興味深い。
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