毎晩、どんなに酔っていても本を読むのが習慣になっている。
さすがに、酔っぱらっていると数ページで寝てしまうことがあるが、枕に頭を付けたら、手を伸ばして読みかけの本を取り、頭上にかかげる。
もう、寝る前の儀式みたいなものだ。

寝る前なので、重たい内容はダメだ。
長編も、前夜の内容があやふやなため、読み返すから、なかなか前に進まない。
ミステリーは、気になってしまって、なかなか寝付けない。

一番良いのは、短編読み切りで、気持ちがホッとする読み物だ。
そして、古本屋で見つけたのが、この本「居酒屋ぼったくり」
2019-02-02 09.03.34

表紙を見ると漫画家と思うが小説だ。
お料理(お酒のつまみ)とそれにあう日本酒を絡めた、居酒屋ぼったくりで起こるちょっとした出来事を40頁ぐらいで描写している。
酔っぱらって読んでいながら、美味しいそうな料理とまだ飲んだことがない日本酒との相性などが面白く書かれていて、寝る前にはちょうど良いのだ。

10巻ほど出版されているようなので、暫くの寝つきの友となるのが嬉しい。