2009年04月
奥田英朗の小説「町長選挙」を読んだ。
わたしの好きな直木賞受賞作の「空中ブランコ」や「イン・ザ・プール」でおなじみの主人公、神経科医の伊良部一郎が活躍?する短編集で、「オーナー」「アンポンマン」「カリスマ稼業」「町長選挙」がこの文庫本に収録されている。
4年ほど前に書かれた「オーナー」は、プロ野球10球団に統合などの事件があった当時のナベツネを想像させるし、「アンポンマン」はホリエモンを思い出す。
もちろん表題作の「町長選挙」といい、とても医学部には入れそうもないし、医学博士なんてもってのほかの感じの伊良部と看護婦マユミのコンビの破天荒な行動は、その行動形態の根拠がどこにあるのかさっぱり理解できなく読むものを驚かす。
こんな医者がいるわけないと思いながらも、何のしがらみも感じず、素直?な行動を繰り返す伊良部に憧れをもつ自分がいるのがおかしい。
今日は朝から雨、しかも次第に荒れてくるという。
本当は萩往還に向けた最終調整をしたかったのだが、この雨の中、逆に強行して体調を崩してもいけないと自重した。
そして、だいぶ遅くなったが、アカデミー賞作品賞になった「スラムドッグ$ミリオネア」を観にいった。
どのようなストーリーなのか予備知識なしに観た。
インドのムンバイが主な舞台となっていて、主人公が世界的なクイズに答える時をその主人公の過去と重ね合わせて物語は進んでいく。
これは純愛物語で会って、なおかつ運命を強く感じるストーリーとなっていた。
スラムに生まれ育った主人公の生い立ちと数々の難関、それをピュアな気持ちで切り崩していく、それが際立っている。
観終わって、ハッピーな気持ちになれる、良い映画だった。
長野マラソンには何回か参加しているが、年を追うごとに気温が上昇しているような気がする。会場には、7時過ぎに着いたが、寒さは全く感じなかった。
8時前に荷物を預け、トラックに入り軽いジョグとストレッチ、仲間たちに会うことができた。
スタートに向かうと、陸連枠ブロックには、さらに多くの走り仲間達がいた。今回は必死にならないということでデジカメを持っての走り、早速をみんなを写した。
8時30分にスタート、今年からコースが変更になっている。
善光寺周辺はやはり大観衆だ、声援がすごい、体が走りになれ、下り、声援と三拍子揃い、ここで気持ちよく走
りすぎると後半に大いに響く、でも足が先に行ってしまう。
千曲川沿いには、菜の花、葉桜、それに杏の花だろうか、遠くには北アルプスが霞んで見えた。給水は2.5kmごとにあるが、ほぼ全部で口にした。あまりに暑いので頭に水も掛けた。
35km前後だろうか、私設エイドで塩があった。この塩で元気回復、走りが良くなったような気がする。
ラスト5kmほどから、サブフォーを意識し始めた。頑張ればなんとか行ける。
足底筋が痛いが、ここまで来たなら4時間を切りたい、ぜいぜいしながら足を進めた。最後の曲がり角、左折したら40kmのはずが見えない、ここからゴールまでは長かった。
ゴール手前で、Qちゃんとハイタッチ、3時間59分46秒でゴールできた。
その後、萩往還の練習にと長野駅まで走り始めた。
しかし、あまりの暑さと空腹に、寄り道、天ぷら付き大盛り十割蕎麦とビールを食してしまい、その後、ビールが効いたのか、走りは辛く、4kmほど走って、バス停のベンチに腰掛けたら、運悪く(良く)バスが・・・。
あえなくバスに乗ってしまいました。
あの暑さの中での4時間切りには満足です、北海道マラソンの完走が見えてきました。
明日は長野マラソンに参加ということで、ミニ一人旅。
まず向かったのが善光寺、ご開帳で混雑するだろうからと、10時に行ったのだが、山門のだいぶ前から長蛇の列だった。
早々に諦め、お参りだけして善光寺をあとにした、既に気温は高く明日が心配になった。
次に向かったのが、松代。
昭和通りからバスに乗り、川中島古戦場を抜けて松代から二つ先の八十二銀行前で降りた。
路を進むと、あちらこちらに観光客がいる、もう少し静かだと思ったので意外だった。
帰りに寄る予定の蕎麦屋をチェックし、向かったのが「松代象山地下壕」だ、最近読んだ内田康夫の小説「棄霊島」に出てきた場所だ、小説では松代大本営と書かれていたが、朝鮮人を強制連行して大本営や皇居を移すための地下壕工事を指す。
受付でどこから来たかを聞かれ、ヘルメットを被り地下壕に入った。実際に見学をして圧倒された。見学できるのは500mほどだが、立ち入り禁止区域が縦横無尽にあり、パンフレットによると総延長5,800m、工事は終戦の時まで続けられており300万人の労働者が駆り出されたと書いてあった。
萩往還なら佐久間象山ということで、象山神社にお参りし、お目当ての蕎麦屋に、ところが満席で暫く待たないといけないと、仕方がないので第二候補の真田宝物館近くの「日暮し庵」に入り、麦とろご飯と蕎麦のセットにビールを頂いた。
明日走るコースの一部になっている松代を頭に焼き付けバスで市内に向かった。
ホテルにチェックイン後、ナンバー引き換えはジョグで行った。
夕食は、走友と地鶏料理の店で舌鼓、料理も旨くわさび焼酎のボトルが空になってしまった。
さらに、おやじランナーさん推薦のバーグレイスに行ったところ、スキーでご一緒した仲間が、さらにMineさんたちも加わった。
既に飲みすぎ、ここは我慢して、カクテル一杯にとどめた。
連夜の深酒、明日が心配だ。
今日は日帰りで金沢出張だった。
朝の出かけに、今日は朝刊の休刊日、車内で何か読む本をと手に取ったのが、だいぶ前に子供が買っていた「夜のピクニック」だった。
タイトルの意味はさっぱり分からなかったのだが、2005年の本屋大賞を受賞しているし、吉川英治文学新人賞も受賞しているので、そんなに外れはないだろうと読み始めた。
読むほどに面白くなってきた、これは簡単にいってしまうと青春小説なのか。
でも、自分がもうはるか昔に置いてきてしまった何かを思い出させてくれるような気がした。
日頃は、読む本と言えば推理小説やミステリーばかりで、久々に自分を振り返るような読後感があった。
そう結構なボリュームの本だったのだが、一日で一気に読んでしまった。
今年が第一回の大会となる、おやま思川ざくらマラソンの5kmの部に参加した。
「おやま」は、栃木県小山市のことで、大会会場はJR宇都宮線の間々田駅からシャトルバスに乗って5分程度のところになる。
ここも地域の大会ということで、小学生、中学生のコースも用意されていた。
また、地元の白鳳大学によるランニング教室も開催された。
8時半にはナンバー引き換えを終え、準備にと、5kmのコースをジョグして体をほぐした。思川沿いの桜は、まだ幼木で、一本一本の木に里親の名前が記されていた、おそらく、寄付のなのだろうが、木に名前が残るというのも良いものだ。
乙女小、乙女中学を経由して、桜の下を走る、ここが大会名の由来なのだろうが、残念ながら花弁はだいぶ散っていた。しかもここは5kmレースの4km地点、10kmレースの9km地点と、レースでは必死のランナーも花見とはいかないかもしれない。リフレッシュして最後が粘れることを祈るのみだ。
5kmの部は、10時にスタート、事前に下見ジョグをしていたので、カーブ時の縁石との間合いや段差などの把握ができ良かった。
ラスト1kmは粘れたのではないかと思う、最後まで気力が持った。
記録21分25秒
年代別順位 26位/93人
総合順位 126位/656人
帰りは、会場から間々田駅から一つ先の野木駅まで走って練習距離を稼いだ。
駅近くで、手打ち蕎麦屋があり、生ビールにもりそばで舌鼓、有名な店なのだろうか、後からあとから客が来た、良いタイミングで美味しい蕎麦を食することができ良かった。
今日は良い天気だった。
久喜敬和寮の伴走も今日の第25回行田市鉄剣マラソン大会で今シーズンは終了となった。
今日は伴走初参加のおやじランナーさんと二人で、I君の伴走をした。
距離は10km、9時に会場の「古代蓮の里」をスタートし、田んぼや畑の合間をぬい、たまに家々が点在する農道などが主だが、さきたま古墳群のなかも走るユニークなコースとなっている。
I君とは去年の荒川市民マラソンのフル以来の伴走だが、相変わらずペースはよく守っている。彼らは思うような練習はできていないと思うのだが、距離に応じた走るペースが染みついているかのようだ。
風がかなり吹いたので、走るのが難しい面もあったかと思うのだが、終始並走したおやじランナーさんと呼吸があったのか良いペースのままゴールできた。
この公園には、高さ50mの展望塔がある。
関東平野の真っただ中にあるので、50mといっても展望はすこぶる良い、そして今日は無料とのことで走り終わった後、三人でこの展望塔にあがった。天気は良いのだが、かすんでいて遠くの山までは臨めなかったのが残念だった。