静岡県島田市が会場となり、スタート時間が午前9時なので、当然前泊となる。
土曜日は、台風14号がまさにこの辺りに上陸かというようなこともあったが、逸れる見込みがたったのだろう。
土曜日の午前11時半ごろ、大会事務局から、判定会で大会の開催が決定したというメールが入った。
新幹線で静岡まで行ったのだが、丁度、雨もやみ、西の空は明るく雲間からは青空ものぞいていた。
大会当日の朝、台風一過で秋晴れとはいかず、どんよりとした雲が立ち込めるなか、島田駅に着いた。
駅から会場までは、一直線の道路で、迷うことはないのだが、スタッフの方、ボランティアの方が間隔をおいて立っている、「おはようございます」と必ず声をかけてくる。お持て成しの気持ちが伝わってくる。
前日の夜までの台風、場合によっては災害が起こるかもしれないという中、ここまで準備してくれたことに感謝したい。
スタートは市役所まえで、小ぬか雨が降っていたが、寒くもなく絶好のマラソン日和になった。
しばらく走ると、にぎやかな女性の声がしてきた。
ゲストランナーの松野明美さんだ、フルマラソンを走るという。
市街を抜けると、大井川川越遺跡を通る、ここから大井川になる。
河川敷の大井川緑地が、ゴール地点で、ここを過ぎて川沿いを海に向かうことになる。
この舗装路が、大会名にもなっているリバティで、道幅が7mで全長17.9km、カラー舗装されていて、一部はウレタン舗装、実業団や学生が合宿し練習をしているという。
練習が出来ていないこともあり、5分40秒/1kmで進む。10km過ぎて、足底筋が痛み出してきたので、薬を飲んだ。
膝の痛みは、テーピングのおかげか出てこないので良かった。
ハーフのタイムが、2時間弱と予定通りだったのだが、徐々にスピードが鈍ってきていた。
自分ではイーブンのつもりなのだが、海を背にしたところで、若干だが登りになっているせいかもしれない。
時代劇の撮影でもよく利用されるという大井川にかかる木造橋「蓬莱橋」を抜けてしばらくすると、再び大井川緑地、33km地点になる。
ここのエイドが凄い。
まず一番手前のチキンラーメンを頂いた、素早くお湯を入れてくれるので熱々だ。
隣のスープは、二種類頂いた。
焼きそばはパスして、オデンを頂いた、黒いさつま揚げ?に卵が美味しかった。
さらに、饅頭に島田と言えばお茶。
玉子粥も美味しかった。
最後にレーズンを頬張り、再び走り始めた。
さすがに食べ過ぎて気持ちが悪くなってきたので、歩きも入れながら足を進めた。
そのうち練習不足がもろにきて、足が攣りそうになる。膝がときどき抜けるような感じになるので、用心して歩きが多くなってきてしまった。
再び折り返してゴール、4時間36分だった。
あの暑さの北海道マラソンより悪いタイムとは、やはり練習しなければちゃんと走れないということだ。