気楽に行こうよ ♪

「中年ジョガーの四方山記」、「鷲宮弦代JC」と綴ってきたブログ、またお引越し、古希を過ぎ、一生懸命というほどの根性もなく、なるがままに・・・。

2011年09月

だます「刑法における『だまし』」

人をだます犯罪として、いわゆる「悪徳商法」がある。

「絶対に儲かる」「元本は確実に保証する」として、多額の出資を集めるが、その果ては、経営が破たんし、集めた出資金もほとんど返還されない。

これらは毎年のようにニュースになり、詐欺罪が当然成立するように思うが、どうもそうでもないらしい。

詐欺罪とは、行為者に犯意があったことを立証する必要があるのだが、最初から無理に出資金を集めていたということを裁判で証明するのはそう簡単ではないようだ。

そこで、詐欺的な商法ということで、元本保証は出資法で処罰され、訪問販売や通信販売では、一定の重要事項を正確に告げることを義務付ける特定商取引法で処罰の対象となる。

さらに、詐欺罪の成立は、人をだますことで、機械をだますのは該当しない。

すなわち、自動販売機に偽造通貨を入れ、まんまとペットボトルを手に入れても、これは詐欺罪でなく、窃盗罪になる。

また、この講座では、ますます巧妙化してくる振り込め詐欺についても時間が割かれた。

 

だます「『はやぶさ』にみる、だましだましの宇宙船運用術」

昨年の6月、小惑星イトカワの試料をもって、そのカプセルを無事にオーストラリアのウーメラ砂漠に降下させた「はやぶさ」は、わたしも、Ustreamで見ていたので、とても印象深く残っている。

当時のニュースでも、何回もあった「はやぶさ」の危機的な状況を、だましだまし、回復させ帰還させた作業だと言われた。

そんな、JAXAの川口先生の話しは興味深く、聴衆の心をとらえ、面白かった。

「はやぶさ」が騙されるわけではないが、イオンエンジンの寿命がきて、異なるエンジンの機能を保った部位どうしを連動させるという離れ業、実験したことはなく、理論上は可能というレベルでは、やはり、「だましだまし」という言葉がまさに適切なのだろう。

NASAを欺く、一番になるという信念、それをチームが共有した、ここにその素晴らしがあると思う。

だます「だまして分かる脳が身体を操るメカニズム」

身体で覚える運動スキル、身体の方がよく知っているという観点から、事例を交えた話になる。

まず、深刻な記憶障碍(物事を新たに覚えることができなくなる)であるHM氏、おそらく映画にもなった「博士の愛した数式」の主人公のような障害なのだろう。

そのHN氏に鏡に映した手を見ながら図形をなぞるという運動課題を行わせ、最初は上手くいかなくても練習して上達していくそうだ。

そこで、しばらく時間を空けてから、同じことをしてもらう。

運動課題をおこなったことを全く忘れているのだが、できたそうだ。

頭では忘れているのに、身体が覚えていたということだ。

このことを「手続き記憶」と呼ぶ。

「だます」というテーマには、こじ付けがましいが、「理屈じゃない、体で覚えろ」とは、学生時代の部活でよく言われたこと、実際に覚えているのは脳なのだが、身体が覚える。

言いえて妙だ。

だます「錯覚とVR技術」

VRとは、バーチャルリアリティ。

「コンピュータによって作り出された現実」とでもいう意味だという。

現実世界を認識するのは、感覚を通じてであるとすると、このVRによって感覚に錯覚を起こさせるとどうなるのか。

ここに、メタクッキーと呼ばれるシステムがあるそうだ。

http://www.youtube.com/watch?v=Ob-sNMcNQLM

システムを通して見ると、プレーンなクッキーの表面にチョコレートが塗られているように見え、なおかつ、その香りが鼻先から発生すると、これを食べた約80%の人がチョコレートの味がすると答えたそうだ。

VRの技術をだましの技術というのは少し違うのかもしれないが、錯覚を利用するという点では、やはり「だまし」なのだろう。

なかなか面白い講座だった。

だます

おれおれ詐欺に見られるように、「だます」というような犯罪は良くないことだ。

一方で、「だます」ことによるプラスの効果もあるという。

自然界における動植物の擬態、たとえば、カメレオンが周りの色に同化させてあたかもいないように天敵をだます。

先端技術では、人間の感覚をだますバーチャルリアリティ(仮想現実)もそのひとつだ。

だます、錯覚させるという点では、「だまし絵」も人の認知を利用している。

そして、薬のいくつかは、人体をだますことで薬効をもたらしているそうだ。

そんな、「だます」をテーマにした公開講座が東京大学の安田講堂で先週から始まった。

そんな講座について、時間をおくかもしれないが、これから書いていこうと思う。

 

ニッカウヰスキー発祥の地

北海道マラソンの翌日、余市に行ってきた。

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昨年の9月、余市味覚マラソンに参加した際に気になる建物があったのだが、帰りの飛行機の時間から立ち寄ることができず、一年越しで来たわけだ。

その建物とは、ニッカウヰスキー発祥の地「余市蒸留所」だ。

蒸留所には、見学コースがあり、ガイド付きと自由見学とあった。

わたしは時間の関係から、自由見学を選び、足を進めていった。

なかなか趣のある建物が連なり、見学ポイントには音声説明も付いているので分かり易く理解できた。

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創業者である竹鶴氏と夫人のリタさんの住居である旧竹鶴邸も移築されており、その当時の生活が垣間見られるようで興味深かった。

見学も終盤になると、ウィスキー博物館がある。奥に進むと「ウィスキー倶楽部」があり、ここで、有料だが珍しい原酒など試飲ができる。

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マスターお奨めのSINGLE CASK 北海道余市蒸留所限定の原酒25年ものを飲んでみた。

深みがある香りで、喉越しが熱く感じて、一瞬だがポッーとした。

マスターのウンチクを聞きながらの味、いやー実に美味い。

見学の最後は、ニッカ会館。

ここでは、無料で3種類の味が楽しめる。

竹鶴17年もの、余市10年ものにアップルワインのロックだった。

もう一つのお目当ては、ここの昼食なのだ。

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開店と同時に入り、注文したのが、「ウィスキーワインラムしゃぶしゃぶ」だ。

鍋は、二つに仕切られ、ウィスキーとワインが沸騰している。

そこにラム肉をさっーと通し、しゃぶしゃぶして食べる。

ウィスキー味にワイン味と楽しめて美味しかった。

まだまだゆっくりとしたいが、新千歳空港までは遠い、後ろ髪を引かれる思いで余市蒸留所を後にした。

 

第15回武蔵野アクアスロン大会

9月10日(土)にアクアスロン大会に参加した。
昨年までは先着順のエントリーだったが、今年から抽選になった。そして運よく当選し参加できることになった。

武蔵野アクアスロン大会は、武蔵野プールと武蔵野陸上競技場で行われる。スイミングが50mの屋外プールを使い、5往復して500mになる。プールサイドのトランジションエリアでナンバーを付けたシャツを着てシューズを履き、タイム計測後に陸上競技場のトラックで3.4kmを走る。

トラックは周回ではなく、折り返しになる。

折り返しのたびに輪ゴムを手首にかけてもらい、その輪ゴムが4本になったところで、ゴールに向かうことになる。

気温も高く、屋外プールの水の冷たさを感じない。

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11時10分過ぎにスタート、スイムはランよりもさらに飛ばし過ぎに注意しなければいけない。息切れしてしまったら、それで終わり、ひたすらもがくことになる。
慎重にいったつもりだが、やはり練習不足は否めない。なにしろ、8月になって、1,000mを2回しか泳いでいないのだ。

やっと、5往復し、プールからあがり、Tシャツを着てシューズを履いた。

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走り始めは、スイミングと違う動きなのでぎこちなさが残るが、それもすぐに慣れた。

走友の応援もあり、頑張るが苦しい、なかなかスピードにのれない。
ラストもスピードを上げたかったが、あがらずにそのままゴール。

今年は、8月に還暦を迎えたこともあり、年代別1位を狙っていたのだが、スイムにランと昨年よりもだいぶ遅いタイムなので望み薄だ。

13時過ぎからの表彰式で結果が分かるのだが、これから、東大の公開講座に行かなければならない、結果を知りたいが、武蔵野体育館をあとにした。

来年も抽選だろうが、またぜひ参加したいと思う。

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スイム・ランでゴール後、へばっているところを走友に撮られた。

派手な自動販売機

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北海道マラソンの朝。

朝起きてから、ゴールになる大通公園まで散歩した。

公園内の噴水の向こうにはテレビ塔がある。

 

 

 

 

 

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そして、ゴールのイメージには、やはり、この道庁から、向かってくるこの道、この道に戻ってきたいと強く思った。

しばらく歩くと、公園内にこんな自動販売機があった。

 

 

 

 

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この写真だと分かりづらいが、正面の上は、電光掲示で時間が表示されていた。

ペットボトルなどの商品群の下には大きな白熊君の写真、ここは本来ならAEDが格納される場所なのに。

そして、側面は、札幌市内の観光名所案内だ。

なんとも派手な自動販売機だった。

北海道マラソンの夜

北海道マラソンを走り終えて、着替えもせず、ナンバーを付けたまま、ホテルまで歩いて戻った。

部屋に入り、シューズを脱ごうとしたら、両足にはまだ、計測タグが付けっ放しだった。

そう、返却するのを忘れてしまったのだ。

ひとまず、シャワーを浴びて、また、大通公園のゴール地点まで向かった。

閉鎖されていたら返却できなので、面倒だなと思っていたが、まだ、多くのランナーが休んでいた。

無事に返却して、再びホテルに戻る途中で、ソフトクリームを買った。

疲れた体に、甘く冷たいソフトは、本当に美味かった。

 

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休む間もなく、着替えて、走友たちとの打ち上げ場所であるラムハウスケケレに向かった。

ここは、二年前にも走友と行ったところで、アイスランド産の子羊が美味しい。

疲労物質を取り除く意味で、大通西16丁目まで歩いた。

待ち合わせは、19時だったが、まだ誰も来ていない。

 

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そこに、先客の女性ランナーSさん(後で分かったが)から声を掛けられ、北海道マラソン話しで意気投合した。

走友たちが三々五々に集まってきたが、美味しいジンギスカンに生ビールからワイン、そして札幌在住のSさんと楽しい時間を過ごした。

 

 

 

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この日は誕生日の三日前、走友A子さんから、プレゼントを頂きました。

バームクーヘンに「還暦」と書いてありましたが、わたしには、良い年輪を刻みなさいよと励まされた気がした。

 

いやー、改めて思う、ランニングを通じて広がった世界に感謝だ。

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